2009年10月11日日曜日

ごあいさつ

私が 冤罪で刑事処分を受けた当時は、「こんなことは絶対に許さない」・・・そんな強い気持ちがありました。
しかし、逮捕から起訴、そして服役・・・この代償は計り知れないほど大きな消耗をもたらし、それは私自身にも家族にも重くのしかかってきました。
社会復帰後、失ったものがあまりにも大きすぎたことから、以前の強い気持ちは自然と失せていきました。・・・これで終わらせたい、忘れよう。・・・疲れ果てた当時の私は、口には出さずともそんな想いだけでした。

それから20年以上経った、とある秋の夜長に、偶然にもあるブログが私の目にとまり、私はそのブログを夢中になって読みふけっていました。
読めば読むほど、忘れようとしていた過去の悔しさが激しく噴出し、いてもたってもいられなくなって、自分の思いを長文にして投稿させていただきました。
翌朝、ご親切にも丁寧な返信にて、「是非ともご自身のブログを立ち上げ、その悔しさを広く世間に訴えていかれる事をおすすめします。」とのアドバイス頂いた次第です。

過去にケリをつけよう・・・いまはそんな気分です。
どこまで出来るか分かりません。いまさら過去が変えられるとも思ってはいません。
でも、「けして意味のないことではない」そう信じてこのブログを始めてみようと思っています。

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